データパレード調査部 株式会社データパレード
The DataParade
DATA PARADE RESEARCH DIVISION
♦ ♦ ♦
2026年7月23日(木) 社内版 · 非売品
日経平均 66,115 -116 (-0.18%)
S&P500 7,509 +65.9 (+0.89%)
NASDAQ 25,837 +329 (+1.29%)
NYダウ 52,224 +385 (+0.74%)
USD/JPY 163.08 円安・約39年ぶり
BTC/JPY 約1,080万 高値圏で一服
TOP STORY / FX

円相場、1ドル=163円台へ急落 ―― 約39年ぶりの円安水準。中東発の原油高で『有事のドル買い』が優勢に

エネルギー価格の上昇と地政学リスクを背景に円売りが加速。日銀は円安による物価上振れへの警戒を強め、利上げペース加速にも柔軟な姿勢を示す。

外国為替市場で円が対ドルで急落し、1986年以来およそ39年ぶりの円安水準を付けた。中東・イラン情勢の緊迫化を受けた原油先物の上昇が引き金となり、資源高がインフレ再燃観測につながる中で、資金は安全資産とされるドルへ向かった。いわゆる『有事のドル買い』が優勢となり、円は主要通貨に対しても総じて弱含んだ。 [OANDA] [株式ちゃんねる]

日本銀行は、足元の円安進行が物価を想定以上に押し上げるリスクに警戒を強めており、半年に一度程度とされてきた利上げペースを加速させることにも柔軟な構えを見せる。一方で同じ晩、米国ではアルファベットとテスラが4-6月期決算を発表し、巨額のAI設備投資が採算に見合うかを問う『答え合わせ』の局面に入った。東京市場は小幅安で、世界の視線は為替と決算の双方に注がれている。 [Bloomberg]

AI・データ分析市場
Salesforce×Databricks が提携を拡大 ―― AIエージェントが企業データを『信頼できる行動』に、ガバナンス機能を新設
両社はデータをコピーせず横断利用する『ゼロコピー』基盤を強化し、フェデレーション認証・ID連携・メタデータに応じたアクセス制御を追加。AIエージェントが社内のセキュリティ方針の範囲内で動くよう統制する枠組みを整えた。
『エージェントに任せたいが、統制とデータの信頼性が不安』という声への回答。当社の提案でも“基盤×ガバナンス”は必須要件として押さえたい。
Salesforce Futurum
Anthropic、Claude の成果物機能を企業向けに拡張 ―― 『ライブ共有ダッシュボード』とインタラクティブ作業空間を提供
生成した成果物を、常に最新データを映すダッシュボードやチームで触れる作業空間として企業内で共有できるようにする更新。作りきりの資料ではなく、更新され続ける“動く成果物”に位置づけを変える。
BIツールを別立てで買わずとも、AIが可視化ダッシュボードごと作る流れ。当社のダッシュボード内製支援と競合にも補完にもなり得る。
VentureBeat
既報生成AIは『導入』から『成果』へ ―― エージェント型AIの平均ROIは171%、米企業では192%との新集計
昨日『6割超が業務利用でもROIを実感できたのは3割どまり』と伝えたが、成果を出した企業側の投資対効果を測る集計では、エージェント型AIの平均リターンが従来型自動化の約3倍に達するとの数字も出てきた。“やり方次第で差がつく”構図が鮮明。
分かれ目は業務再設計と自社データ整備。ここは当社の腕の見せ所として営業トークに乗せたい。
AI Assembly Lines
中国Alibaba、自社最大の『Qwen3.8-Max』をプレビュー ―― 2.4兆パラメータ級、オープン/超大規模の競争が続く
スパースなMixture-of-Experts構成で総パラメータ2.4兆規模とされる自社最大モデル。先の中国Moonshot『Kimi K3』に続き、中国勢が“オープン寄り・超大規模”で存在感を高める流れが途切れない。
選択肢が増えるほど『どのモデルを、どの業務に、いくらで』の目利きが価値になる。ベンダー中立の立場を強みにできる。
LLM-Stats
日本・世界経済
日銀、円安受け利上げ加速に柔軟姿勢 ―― 物価の上振れリスクへ警戒強める
急速な円安がエネルギーや輸入物価を通じて基調的な物価を押し上げるとの懸念から、日銀は従来想定より速いペースでの利上げも辞さない構えを示す。金融政策と為替が相互に影響し合う、神経質な局面が続く。
Bloomberg
企業のAI・DX導入事例
General Mills ―― 供給網最適化AIで日次5,000超の出荷を評価、FY2024以降で2,000万ドル超のコスト削減
毎日5,000件を超える出荷を横断的に評価し、配送・在庫の判断を最適化するAIを運用。地道な効率化の積み上げで累計2,000万ドル超の削減につなげた、“派手さより採算”のお手本。
巨大な一発でなく日次オペの積分で効く型。中堅企業にも移植しやすい提案テーマ。
AI Assembly Lines
損害保険ジャパン ―― ノーコードAIエージェント基盤『Heylix』を導入、現場担当者が自らエージェントを設計
IT部門任せにせず、業務を最も知る現場担当者自身がAIエージェントを組み立てられる基盤を全社展開。“作れる人”を増やす市民開発型のアプローチで、現場からの改善スピードを上げる狙い。
『内製できる状態』を渡す支援は継続受注につながりやすい。当社の伴走メニューと親和性が高い。
AI革命
旭鉄工 ―― 『AI製造部長』がIoTデータを自動解析、毎朝の課題をチャットで現場に共有
製造ラインのIoTデータをAIが解析し、その日に見るべき課題を毎朝チャット形式で現場に届ける仕組み。データを“ダッシュボードを見に行く”から“向こうから来る”へ変えた点が肝。
分析の民主化=『レポートを配る』でなく『気づきを届ける』。当社レポート事業の次の形の参考になる。
Panasonic IS
市場指標
指標水準前日比・備考
日経平均株価66,115.60-116.59 (-0.18%)
TOPIX4,033.13+18.18 (+0.45%)
NYダウ52,224.64+385.38 (+0.74%)
S&P 5007,509.20+65.92 (+0.89%)
NASDAQ総合25,837.20+329.13 (+1.29%)
USD/JPY163.08円安・約39年ぶり
BTC/JPY約1,080万円高値圏で一服
終値ベース(2026-07-22)。米国指数は直近取引終了時点。数値は各出典に基づく速報値。
社長ポートフォリオ
カテゴリ評価額(円)構成比
預金・現金5,969,3244.39%
株式(現物)39,113,79528.79%
投資信託21,826,45416.07%
債券27,322,03020.11%
保険36,956,79027.20%
年金4,661,5803.43%
ポイント1,0460.00%
総資産135,851,01907-22時点
出典: マネーフォワードME 週次まとめ(2026-W30/2026-07-22時点)。構成比は当日の集計値。市場変動により日々変動。
今週の注目イベント
07/23米ハイテク決算ラッシュが継続 ―― Intel等の結果からAI設備投資の採算を検証
07/24米通商・関税を巡る節目 ―― 交渉の期限が意識され、資源・為替に波及余地
07/28–29FOMC(予定)―― 円安・原油高が続く中での金利判断が焦点
08/02EU AI法 高リスク規制の適用期限が接近 ―― 適用延期案の行方にも注目
アケミの社説
社長、おはようさん。木曜の朝刊やで。まず時系列で振り返らせてな。ちょうど一週間前(7/16)の本紙で、わしは『物価安を支えたんはエネルギー安やのに、肝心の原油はまだ高値圏や。先週の逆風は消えたんやのうて、物価の陰に隠れとるだけ ―― 頭の隅に置いといてな』と書いた。その“隠れとった逆風”が、今週きっちり表に出てきよった。中東発の原油高が引き金で、円は1ドル163円台、なんと約39年ぶりの円安や。隅に置いといた話が、一週間で紙面のトップまで上がってきたわけやな。円安はドル建て資産にはプラスに効くけど、輸入物価がじわり効いてくる裏の顔もある。日銀が利上げを急ぐ姿勢を見せとるのは、その裏の顔を気にしとるからや。もう一つ、うちの本業も先週からきれいに一本道でつながっとる。7/21にSnowflake、7/22にDatabricks、そして今日はSalesforce×Databricksの提携拡大や。三日で『データ基盤×エージェント×統制』の話が三段跳びで進んどる。昨日書いた“決算=AI投資の答え合わせ”も、今夜いよいよ出そろい始めた。数字はしっかり見極めてから、明日きっちり報告するさかいな。
— Akemi, Vice President · Data Parade Inc.