本日の本番は米5月雇用統計(日本時間21:30、予想+10.5万人・失業率4.3%) ―― 通過まで方向感は出にくい。前夜の米株はブロードコム決算ショック(-14%)でAI・半導体に失望売り、一方で資金が金融・消費・ヘルスケアへローテーションしダウは+875ドル(+1.7%)で最高値更新、S&P500 +0.4%・ナスダック -0.1%とまだら模様。東京は前日の史上初6万8千円台から日経 -931円(-1.36%)の反落。地政学はイスラエル・レバノン停戦が発表もヒズボラ拒否で空転、米イラン停戦延長の機運は後退も原油Brentは $97台へ低下。AI界はAnthropicがIPO申請(10月上場観測)、run-rate売上 $30B超
金曜朝刊。今日は週の総決算であり、ここ数日の綱引き ―― AI相場のスピード調整・半導体ショック・地政学・円安 ―― の答え合わせを迫る最大のイベントが控える。日本時間21:30に発表される米5月雇用統計だ(市場予想は非農業部門雇用者数 +10.5万人・失業率4.3%、レンジは+5万〜+12.5万人)。前夜のNY市場は『二面性』が極まった一日だった。米ブロードコムが好決算ながらAI半導体ガイダンスを失望させ株価は-14%、これがAI・半導体株への売りを呼んだ一方、投資家は資金を金融(JPモルガン+4%)・消費(ウォルマート+1%)・ヘルスケア(ユナイテッドヘルス+5%)へ移し替え、ダウは+875ドル(+1.7%)で過去最高値を更新した。S&P500は+0.4%、ナスダックは-0.1%。『AIに一服、ローテーションで全体は底堅い』という相場の重心移動が鮮明になった。東京市場は前日6/3に史上初の6万8千円台へ急騰した反動で、6/4は日経平均が-931円(-1.36%)の67,470円に反落 ―― ブロードコム・ショックがキオクシアなど日本のAI関連株に波及した。地政学は前進と後退が交錯した。米国の仲介でイスラエル・レバノン停戦が発表されたが、ヒズボラが『まずイスラエル軍の撤退が先』として拒否し、戦闘が続いて停戦は空転。イランは『レバノン停戦が先』との立場を崩さず、米イラン60日停戦延長の機運はいったん後退した。それでも原油は売られ、Brentは $96.97(-0.86%)と $101台から低下、ドル円は160円台で介入警戒が続く。AI界では当社の中核領域で歴史的な動き ―― Anthropic が評価額$965BでIPOを申請(10月上場観測、OpenAIの9月目標に先行)、run-rate売上は2025年末の約$9Bから$30B超へ急拡大した。
今日の相場は『待ち』から始まり、夜に『答え』が出る。日本時間6/5の21:30(米東部8:30)に発表される米5月雇用統計が、ここ数日の地政学・半導体・円安をめぐる綱引きに一つの決着をつける。市場予想は非農業部門雇用者数 +10.5万人(レンジ+5万〜+12.5万人)、失業率4.3%。前月4月は+11.5万人・失業率4.3%だった。6/3のADP民間雇用が+12.2万人と堅調だっただけに、本番がこれを裏切らなければ『Fedの利下げ後退→ドル堅調(円安)』、想定を大きく下回れば『利下げ観測→ドル安(円高)・株高』に振れやすい。発表は東京市場の引け後・NY市場の寄り前で、週末を前にしたポジション調整も重なるため、本日の東京市場は様子見の地合いになりやすい。 DataParadeへの示唆 週次・月次の数字を固める部署は、本日21:30の雇用統計の結果を見てから最終確定するのが安全。経理部のドル建て発注は、雇用が強→円安進行(160円超で介入警戒)、弱→円高反転(介入の追い風)と振れ幅が大きいため、結果確認まで小口・保留を継続する。営業部の月次提案は、強気版(最高値圏のローテーション相場)と慎重版(地政学・半導体の調整)の2本立てを今日の午前に固め、週明けに即出せる状態にしておく。 [CryptoBriefing (雇用統計プレビュー)] [FactSet (5月雇用 予想+10.5万人)] [BLS (雇用統計リリース日程)]
前夜のNY市場は、AI・半導体への失望と全体相場の底堅さが同居する『二面性』が極まった。引き金は米ブロードコムの決算 ―― 売上は+48%と好調ながらAI半導体の通期ガイダンスが市場の期待に届かず、株価は約-14%まで売られた。これがAI関連株全体への利益確定売りを誘発した一方、投資家は資金を金融・消費・ヘルスケアへ移し替えた。ユナイテッドヘルスが+5%超でダウを牽引し、JPモルガンが+4%、ウォルマートが+1%。結果、ダウは+875ドル(+1.7%)で過去最高値を更新、S&P500は+0.4%の小幅高、ナスダックは-0.1%とまだら模様で引けた。東京市場は前日6/3に史上初の6万8千円台(68,402円)へ急騰した反動が出て、6/4は日経平均が-931円(-1.36%)の67,470.69円に反落。ブロードコム・ショックがキオクシアなど日本のAI・半導体関連株に波及した格好だ。原油はBrentが $96.97(-0.86%)へ低下し、ドル円は160円台で介入警戒が続く。 DataParadeへの示唆 『AI一強』から『AIに一服、他セクターへローテーション』への重心移動は、当社の見立てにも直結する。AI関連の高値圏では好決算でも『期待超え』がないと売られる典型例で、相場のボラティリティが高い。クライアントの株価連動KPI(小売の高額品需要)は最高値圏の地合いを主軸にしつつ、1日で日経が900円超動くボラティリティを前提に置く。なお、ブロードコムの半導体ガイダンス失望は短期の需給調整であって、AI計算基盤の構造的な積み増し(後述のAnthropic向け$36B規模のチップ調達等)が止まったわけではない点は冷静に切り分けたい。 [24/7 Wall St. (S&P・ブロードコム 6/4)] [Bloomberg (ブロードコム急落 6/3)] [日本経済新聞 (日経931円安・スピード調整)]
| 指標 | 水準 | 前日比・備考 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 67,470.69 | 6/4終値 -931.44(-1.36%)・6万8千円台から反落 |
| Dow | 51,651 | 6/4 +875(+1.7%)・最高値更新(概算・ローテーション) |
| S&P 500 | 7,584 | 6/4 +0.4%・半導体売りを消化(概算) |
| Nasdaq | 26,827 | 6/4 -0.1%・ブロードコム-14%が重し(概算) |
| USD/JPY | 160.07 | 6/4 NY引け概算・160円台、介入警戒 |
| BTC | $72,000 | $71-73kで揉み合い |
| 原油(Brent) | $96.97 | 6/4 -0.86%・停戦観測で$101台から低下 |
| カテゴリ | 評価額(円) | 構成比 |
|---|---|---|
| 株式(現物) | 37,894,527 | 28.1% |
| 保険 | 36,956,790 | 27.4% |
| 債券 | 27,099,254 | 20.1% |
| 投資信託 | 21,074,242 | 15.7% |
| 預金・現金・暗号資産 | 7,001,987 | 5.2% |
| 年金 | 4,661,580 | 3.5% |
| ポイント・マイル | 1,046 | 0.0% |
| 総資産 | 134,689,426 | 前週比 +643,599 (+0.48%) |