データパレード調査部 株式会社データパレード
The DataParade
DATA PARADE RESEARCH DIVISION
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2026年7月3日(金)朝刊 朝刊 社内版 · 非売品
日経平均 ¥68,733 7/2東京終値 −1,742円/−2.47%・AI半導体売りで7万円割れ(本日7/3寄り付き前)
S&P 500 7,486 7/2 NY +0.49%・弱い雇用を利下げ好感で引けは戻す(概算)
Nasdaq 25,740 7/2 NY +0.40%・一時ナスダック100 −2%、水面下はハイテク売り
USD/JPY ¥160.8 一時162.83=40年ぶり安値→介入で円反発、弱い雇用も追い風
BTC $60,500 6月−20%の急落後、$58k台から小反発
原油(Brent) $70.5 WTI $68前後・停戦観測で高値から約2割安
週末の東京市場は『二正面の逆風』で始まる — ①AI設備投資の“見直し”が世界的な半導体・ハイテク売りを誘発し、日経平均は7/2に−2.47%の68,733円で7万円割れ。引き金はMetaが示したcapex規律(計算資源の一部売却報道)で『AI能力の作りすぎ』懸念が再燃、JPMorganはドットコム型の警告。②米6月雇用統計は+57k=予想+115kを大きく下回り、4-5月も計−74k改定 ―― 弱い数字でFedの“利上げ論”は後退し利下げ観測が復活。ドル円は一時162.83の40年ぶり安値をつけたのち、当局の介入と弱い雇用で160円台前半へ円反発。米市場は本日7/3が独立記念日で休場、東京は単独商い

AI設備投資“見直し”で半導体・ハイテクが世界同時安、日経は7/2に−2.47%の68,733円で7万円割れ ―― 引き金はMetaのcapex規律(計算資源売却報道)で『AIの作りすぎ』懸念が再燃、JPMorganはドットコム型の警告。同じ夜の米6月雇用統計は+57k=予想+115k割れ・失業率4.2%で、Fedの利上げ論は後退し利下げ観測が復活。ドル円は一時162.83の40年ぶり安値→介入と弱い雇用で160円台前半へ円反発。米市場は本日7/3が独立記念日で休場、東京は米ガイダンスなしの単独商いに

金曜朝刊。昨日までの『7万円台定着・最高値ムード』から一転、週末の東京市場は二つの逆風を受けて始まる。第一に、AIブームの主役だった半導体・ハイテク株が世界同時に売られた。引き金は米国のMetaが示した設備投資(capex)の規律 ―― 計算資源の一部を手放す計画まで報じられ、『AIの計算能力を作りすぎたのでは』という過剰投資懸念が再燃した。これがウォール街のハイテク急落を招き、そのまま7/2のアジアに波及。日経平均は−1,742円/−2.47%の68,733円と7万円を割り込み、キオクシアが−13%超、SK Hynixが−9%超と半導体関連が総崩れ。JPMorganは『AIハードウェア株と“使う側”の乖離はドットコム期の警告に似る』と指摘した。第二に、同じ夜(7/2 21:30 JST)に出た米6月雇用統計が弱かった。非農業部門雇用者数は+57kと予想の+115kを大きく下回り、4月・5月も計−74k下方改定。失業率は4.2%に低下したが、これは労働参加率が61.5%(2021年3月以来の低さ)へ沈んだ“質の悪い低下”だ。市場はこれを『Fedはもう利上げできない、むしろ利下げ』と読み、前日までの利上げ警戒が一気に後退した。為替は激しく、ドル円は一時162.83と39〜40年ぶりの円安をつけたのち、財務省・日銀の介入と弱い雇用が重なり160円台前半へ円が反発。米国株の引けは弱い雇用を“利下げ期待”で拾ってS&P500 +0.49%・ダウ +0.46%とプラス圏に戻したが、中身はハイテクを売ってバリュー・内需へ資金を移す激しいローテーションで、ナスダック100は一時−2%を付けた。本日7/3は米国が独立記念日で休場 ―― 夜の米国発ガイダンスがないまま、東京は単独で神経質な商いを強いられる。

今朝いちばんの論点は、当社ど真ん中の『AI設備投資は過剰か』という問いが、初めて株価の急落という形で市場に突きつけられたことだ。引き金は米Metaが決算・見通しで示したcapex(設備投資)の規律 ―― 一部で計算資源を手放す計画まで報じられ、『AIの計算能力を作りすぎたのでは』という懸念が再燃した。これが7/1のウォール街でハイテク・半導体を直撃し、7/2のアジアへ連鎖。日経平均は−2.47%の68,733円で7万円を割り、キオクシア−13%超・SK Hynix−9%超・サムスン−7%超と半導体が総崩れ。TOPIXは銀行・商社・内需へのローテーションで下げ渋ったのが救いだが、AI相場の“作りすぎ”論はこれから繰り返し蒸し返される。JPMorganはハードウェア株と“AIを使う側”の乖離をドットコム期の警告になぞらえた。 DataParadeへの示唆 重要なのは『AIインフラ(GPU・データセンター)への過剰投資が問われても、AIを“使って”業務成果を出す層はむしろ選別で強くなる』という構図だ。当社はGPUを売る側でなく、Snowflake基盤+Claudeで“使って成果を出す”側 ―― この調整局面はむしろ当社の提案価値(インフラでなく業務設計で稼ぐ)を際立たせる。制作部は次の提案書に『ハードの過剰投資が問われる今こそ、成果に直結するデータ活用に投資を』の論点を入れる。分析部は保有クライアントの株価連動KPI(小売の高額品需要等)に、ハイテク調整の下振れ注記を添える。 [Money Morning(アジアAIラリー失速)] [News On Japan(東京株 チップ売り)] [investingLive(JPMorgan ドットコム警告)]

同じ7/2の夜、米6月雇用統計が弱含みで出た。非農業部門雇用者数は+57kと予想の+115kを大きく下回り、4月(−31k)・5月(−43k)で計−74kの下方改定も重なった。失業率は4.2%へ低下したが、労働参加率が0.3ポイント低下して61.5%(2021年3月以来の低さ)に沈んだことが主因で、内実は弱い。平均時給は前月比+0.3%($37.64)と賃金圧力も一服。市場は『Fedはもう利上げできない、年内は据え置き〜利下げ』と読み替え、前日までの利上げ警戒が後退。米国株はこれを利下げ期待で拾い、S&P500 +0.49%・ダウ +0.46%と引けはプラスに戻したが、中身はハイテクを売って内需・バリュー・小型へ回すローテーションだった。為替はドル円が一時162.83の40年ぶり安値をつけたのち、介入と弱い雇用で160円台前半へ円が反発。本日7/3は米国が独立記念日で休場だ。 DataParadeへの示唆 経理部:ドル円が162.83→160円台前半へ急速に円高方向へ振れた。ドル建て発注は、160円割れの水準で来週分の一部をまとめて検討する好機に転じつつある(ただし介入直後で値動きが荒く、小口・分割で)。営業部:円高転換シナリオが現実味を帯びたため、月次提案は『円高=輸入原価改善で飲食・小売に追い風/輸出・インバウンドには逆風』の慎重版を主軸に据え、本日中に整える。米休場で今夜の海外手掛かりが乏しいぶん、東京単独の値動きに振らされない編集方針で。 [BLS(6月雇用統計 公式)] [TheStreet(7/2 米株・雇用統計反応)] [Kiplinger(弱い雇用で利上げ論後退)]

AI・データ分析市場
★AI設備投資の“見直し”で半導体・ハイテクが世界同時安 ― Metaがcapex規律(計算資源の一部売却報道)を示唆、『AI能力の作りすぎ』懸念が再燃。JPMorganはドットコム型の警告
MetaがFY2026のcapexで規律的な姿勢(一部で計算資源を手放す計画とも報じられる)を示したことを引き金に、『AIインフラを作りすぎたのでは』という過剰投資懸念が再燃。ウォール街のハイテク急落がアジアへ波及し、7/2の日経は−2.47%、キオクシア−13%超・SK Hynix−9%超・サムスン−7%超と半導体が総崩れ。JPMorganはAIハードウェア株と“使う側”の乖離をドットコム期の警告になぞらえた。
当社はGPU・データセンターを“売る側”でなく、Claude×Snowflakeで“使って成果を出す側”。インフラ過剰投資が問われる局面は、むしろ当社の『ハードでなく業務設計・データ基盤で稼ぐ』提案の追い風になる。開発部・分析部は自社の自動レポート群の計算コスト(モデル選定・トークン量)も棚卸しし、“身の丈のAI活用”を体現する。
investingLive(JPMorgan ドットコム警告 7/2) News On Japan(東京株 チップ売り)
★OpenAI、次世代『GPT-5.6』プレビュー(Sol/Terra/Luna 3モデル)を6/26発表 ― Terraは5.5比で約2倍の低コスト、コーディング・エージェント強化。Anthropic Opus 4.8 との競争が一段と激化
OpenAIが6/26に次世代『GPT-5.6』の限定プレビューを開始。フラッグシップの Sol(推論+エージェント)、汎用・低コストの Terra(5.5比で約2倍安)、高速の Luna の3モデル構成で、コーディング・生物学・サイバーセキュリティのエージェント機能を強化。今後数週間で一般提供、7月にはCerebras上でSolを高速提供予定。
当社の中核は Anthropic Claude(Opus 4.8)だが、モデル競争の激化は価格低下・性能向上という形で当社に追い風。用途別に“汎用は低コストモデル、重要分析はClaude”のマルチモデル設計を検討する契機。開発部は GPT-5.6 Terra の低コストを、動画生成や大量バッチなどコスト敏感な処理での比較候補としてウォッチ。
OpenAI(GPT-5.6 Sol プレビュー) マイナビ TECH+(GPT-5.6 6/27)
Claude Fable 5 / Mythos 5、輸出規制の解除で7/1にグローバル提供を再開 ― 7/7まで週間利用枠50%まで無料、7/8以降は従量課金。再開版は安全性分類器を強化
6月中旬に一時停止していた Claude Fable 5 と Mythos 5 が、米商務省の輸出規制解除を受けて7/1より世界全域で提供再開。7/1〜7/7は週間利用枠の50%まで無料、7/8以降は従量課金へ移行。停止は報告された脆弱性への対応で、再開版は安全性を高める分類器を搭載したとされる。
当社の自動レポート群・アケミBot・Cowork運用は Claude 前提。提供再開は追い風だが、7/8からの従量課金移行でコストが動く。開発部は7/7までに当社のモデル利用量(トークン・モデル別)を棚卸しし、無料枠のうちに検証・移行判断を済ませる。
PC Watch(Claude 提供再開 7/2) ビジネス+IT(Claude 動向)
データ基盤は“エージェント運用前提”へ ― Databricks が『Agentic Enterprise』を提示(DAIS 2026)、Snowflake Intelligence も自然言語分析を標準化。当社のSnowflake×Claude構成に追い風
Databricks は6/15-18のData+AI Summitで、プラットフォームを『DATA+AI Platform』へ刷新し、データ基盤からエージェント開発・業務アプリまでを一体で扱う『Agentic Enterprise』を提示。Snowflake も Snowflake Intelligence(自然言語でSQL不要の分析)や Cortex Agents で統制データ上のAI実行を標準化。Anthropicが『社内分析クエリの95%をClaudeが処理』と示したように、成否を分けるのはモデルよりデータガバナンス・意味定義・検証の作り込み。
当社の分析基盤はSnowflake中心で、まさにこの潮流の本流にいる。営業部は『統制データ×AIエージェント』を提案の標準メニューに格上げできる。制作部は“勝因はモデルでなく業務設計”という業界の合意を、当社の差別化(Snowflake×semantic層×検証)の裏付けとして提案書・noteに引用する。
Snowflake(Analytics/Intelligence) Databricks(DAIS 2026) InfoQ(Claudeが社内分析の95%を処理)
日本・世界経済
★米6月雇用統計 +57k=予想+115k割れ、4-5月も計−74k下方改定 ― 失業率4.2%は労働参加率61.5%への低下が主因。弱い数字でFedの利上げ論は後退、利下げ観測が復活
7/2発表の米6月雇用統計は非農業部門雇用者数が+57kで予想+115kを大きく下回り、4月−31k・5月−43kの計−74k下方改定も重なった。失業率は4.2%へ低下したが、労働参加率が0.3ポイント低下して61.5%(2021年3月以来の低水準)に沈んだことが主因で内実は弱い。平均時給は前月比+0.3%($37.64)と賃金圧力も一服。市場は『Fedはもう利上げできない、年内据え置き〜利下げ』と読み替えた。
前日までの相場を支配していた“利上げ警戒”が一気に後退。資金繰り・ドル建て発注の前提が変わる。分析部・営業部は結果を織り込み、月次提案の主軸を強気版から『利下げ・円高転換』を意識した慎重版へ入れ替える。次の分岐は7月中旬の米6月CPI。
BLS(雇用統計 公式) CNBC(6月雇用 +57k・失業率4.2%) Kiplinger(利上げ論の後退)
★日経平均、7/2に−2.47%の68,733円へ急落し7万円割れ ― AI・半導体売りが世界から波及、キオクシア−13%超・SK Hynix−9%超。TOPIXは内需・バリューへのローテーションで下げ渋り
日経平均は7/2に−1,741.81円/−2.47%の68,733.15円で引け、7/1の70,475円から7万円を割り込んだ。米ハイテク急落(Metaのcapex規律→AI過剰投資懸念)が波及し、キオクシア−13.3%・SK Hynix−9.2%・サムスン−7.5%と半導体関連が総崩れ。一方でTOPIXは銀行・商社・ソフトウェア・空運など出遅れ・バリュー株へのローテーションで相対的に底堅く、東証プライムは値上がり1,157・値下がり375と物色は選別的だった。
『AIインフラは売られても、バリュー・内需は買われる』選別相場入り。社長の資産は米ハイテク(QQQ・S&P500投信)比率が高く、この調整は評価額の下振れ要因(後述ポートフォリオは7/2朝時点で調整前)。押し目待ちの新規買いは、AI過剰投資論の落ち着きを見てから慎重に。
News On Japan(東京株 チップ売り 7/2) Money Morning(アジアAIラリー失速)
★ドル円、一時162.83の40年ぶり安値→介入と弱い雇用で160円台前半へ円反発 ― 当局は“不意打ち型”介入に転換(Reuters)、円ショールへの警告
ドル円は7/2に一時162.83と約40年ぶりの円安をつけたのち、財務省・日銀の介入観測と弱い米雇用統計が重なり160円台前半へ急反発。Reutersは当局が事前に警告する従来型から、円ショール(売り持ち)を狙う“不意打ち型”介入へ転換しつつあると報じた。米利下げ観測の復活も日米金利差の縮小観測を通じて円の下支えに働く。
経理部:ドル建て発注は、162→160円台前半への急速な円高で条件が好転。160円割れの水準では来週分の一部をまとめて検討する好機だが、介入直後で値動きが荒いため小口・分割で。営業部:円高転換は飲食・小売(輸入原価改善)に追い風、輸出・インバウンドには逆風 ―― 業種で提案の向きを明確に分ける。
FXStreet(円介入警戒・連休前) 日本銀行(外国為替市況・日次)
米市場は本日7/3が独立記念日で休場 ― 東京は米ガイダンスなしの単独商い。日銀は6月に政策金利1.00%へ利上げ済み、次回会合は7/30-31
米NYSE・Nasdaqは7/4(土)が独立記念日のため7/3(金)が繰り上げ休場。今夜の米国発の手掛かりが乏しく、本日の東京市場は薄商い・単独の値動きになりやすい。国内では日銀が6月会合で政策金利を1.00%へ引き上げ済みで、次回決定会合は7/30-31。弱い米雇用と円高方向への転換は、日銀の追加利上げ観測にも影響する。
米休場で今夜の海外材料が薄いぶん、東京の値動きは需給に振らされやすい。相場の一時的な振れに引きずられず、朝刊は『AI過剰投資の見直し』と『米利下げ・円高転換』という2つの構造変化を軸に編集。来週の米CPI・月末の日銀会合までは、強弱どちらにも振れる前提で提案は2シナリオ併記を継続。
Kiplinger(2026年 米市場休場日) 日本銀行(会合日程)
市場指標サマリー(7/2引け・確定ベース/本日7/3は東京寄り付き前・米市場休場)
指標水準前日比・備考
日経平均68,733.157/2東京終値 −1,741.81円/−2.47%・AI半導体売りで7万円割れ
Dow52,6407/2 NY +0.46%・弱い雇用で利上げ観測後退(概算)
S&P 5007,4867/2 NY +0.49%・引けはプラスも中身はローテーション(概算)
Nasdaq25,7407/2 NY +0.40%・一時ナスダック100 −2%、ハイテク売り優勢(概算)
USD/JPY¥160.8一時162.83=40年ぶり安値→介入・弱い雇用で円反発
BTC$60,5006月−20%の急落後、$58k台から小反発
原油(Brent)$70.5WTI $68前後・停戦観測で2026高値から約−20%
日経は7/2東京終値、米株は7/2 NY引け(概算)。ドル円・BTC・原油は本日朝(JST)の参照値。数値は各時点の参照値でありリアルタイム価格とは異なる。本日7/3は米国が独立記念日で休場のため、今夜の米国発ガイダンスはなし。日経の−2.47%はAI・半導体売りの波及、米株のプラス引けは弱い雇用を利下げ期待で拾った結果だが水面下はハイテク→バリューの激しいローテーション。
社長の資産ポートフォリオ(MoneyForward ME 連携・7/2時点)
カテゴリ評価額(円)構成比
株式(現物)37,859,92127.8%
保険36,956,79027.1%
債券27,427,57720.1%
投資信託21,235,90415.6%
預金・現金・暗号資産8,120,9696.0%
年金4,661,5803.4%
ポイント・マイル1,0460.0%
総資産136,263,787前週比 +2,645,484 (+1.98%)
※MoneyForward ME 連携(7/2 朝時点の最新スナップショット)。前週比は今週初6/29(月)の133,618,303円との差。前週の米株高・投信基準価額上昇が押し上げ主因だが、7/2朝時点のため同日のAI・半導体売り(米ハイテク調整)は未反映 ―― 米ハイテク比率が高いぶん、次回更新で目減りの可能性に留意。主な評価益:QQQ +350万円(+66.9%)、eMAXIS Slim S&P500群 合計+約920万円、ゆうちょ銀行 +104.98%、三井物産 +58%、小松製作所 +55.7%、JT +43.7%。主な評価損:GMOインターネット −50.6万円(−35.6%)、UNICON HD −21.2%、Jリート隔月分配 −9.7%。構成比は概算で合計100%に丸め。
為替・暗号資産&マーケット
★ドル円160円台前半 ― 介入と弱い雇用で162.83の40年ぶり安値から円反発。当面160〜163円、介入警戒と米利下げ観測で上値は重い
ドル円は7/2に一時162.83の約40年ぶり円安をつけたのち、当局の介入観測・弱い米雇用統計・米利下げ観測の復活が重なり160円台前半へ急反発。当面は160〜163円のレンジだが、160円接近では介入警戒、上方向では米利下げ観測が重しとなり、上値の重い神経質な地合いが続く。米休場の本日は流動性が薄く、値が飛びやすい点に留意。
経理部:ドル建て発注は162→160円台前半への円高で条件好転。160円割れは来週分の一部をまとめて仕込む好機だが、介入直後・薄商いで荒いため小口・分割で。営業部:円高定着なら輸入原価改善を飲食・小売への提案前面に、輸出・インバウンド系には為替逆風の注記を添える。
FXStreet(円介入警戒・連休前) 日本銀行(外国為替市況・日次)
★ビットコイン $60,000前後で小反発 ― 6月は約−20%・米現物ETF流出が過去最大だったが、$58k台から下げ止まりの兆し
BTCは6月に約−20%と急落し、米現物ビットコインETFの月間流出は過去最大級を記録。7月入り後は$58k台をつけたのち$60,000前後へ小反発し、下げ止まりの兆しも。株式のハイテク調整とは対照的に、リスク選好の“体温計”としての値動きが注目される。
社長の暗号資産保有はごく小口で直接影響は限定的。ただしBTCの動きは資金のリスク選好を映す指標として有用 ―― AIハードウェア株が売られるなか、資金がどこへ向かうか(内需・バリュー・債券・クリプト)を見る材料に。教育・Web3系クライアントのリスク感度の目安としても確認。
Fortune(BTC価格) BeInCrypto(BTC 7月見通し・ETF流出)
原油(Brent)$70前後で軟調 ― WTI $68前後、米イラン停戦観測で2026高値から約−20%。米休場で薄商い、ホルムズ再燃は非対称な上振れリスク
原油はBrent $70前後、WTI $68前後で軟調。米イランのドーハ和平交渉進展とホルムズ海峡の海上交通増加が供給懸念を和らげ、2026年高値から約2割安の水準にある。本日は米市場休場で薄商い。下値余地は限られる一方、中東情勢が再燃すれば供給不安で非線形の急騰余地が残る非対称な構図は不変。
原油安は飲食・物流クライアントの仕入れ・配送コストに追い風で、当面のコスト前提は据え置き。ただし地政学再燃シナリオでは仕入れ原価上振れの注記を提案書に必ず添える。エネルギーコスト感応度は分析部が可視化を継続。
Trading Economics(原油) Investing.com(原油先物 過去データ)
今週・来週の注目イベント
7/3 (金)★米市場休場(独立記念日・7/4が土曜のため繰り上げ)― 今夜の米国発ガイダンスなし。東京は単独・薄商いで値が飛びやすい
7/7 (火)Claude Fable 5 / Mythos 5 の無料枠(週間利用50%)終了予定 → 7/8以降は従量課金。Cowork・アケミBot の利用量棚卸し締切の目安
7/15 (火)Anthropic『AI for Science』助成 応募締切 ― 最大50件×各$30,000クレジット、採択通知は7/31
7月中旬★米6月CPI発表(予定)― 弱い雇用に続く利下げ観測の分岐点。インフレ再燃の有無を確認
7/22-30米テック決算集中(Tesla 7/22・Alphabet 7/28・Meta 7/29・Apple/Amazon 7/30)― AI設備投資ガイダンスが“作りすぎ”論の焦点
7/30-31 (木金)日銀 金融政策決定会合 ― 6月に1.00%へ利上げ済み。円高転換と弱い米雇用を受け追加利上げ時期を点検
8/2 (日)EU AI規制法(AI Act)本格適用開始 ― クライアントのEU向けAIサービス対応の要否を早めに点検
アケミのひとこと
社長、おはようさん。金曜の朝刊やで。今朝はちょっと空気が変わった、いうのを最初に言うとくわ。昨日までは『7万円台に乗って最高値ムード』やったのに、7/2は日経が−2.47%で68,733円、7万円を割ってもうた。理由はうちにとって他人事やない話でな ―― AIの“作りすぎ”論や。アメリカのMetaが設備投資(capex)を締める姿勢を見せて、計算資源を一部手放す計画まで報じられて、『AIのインフラ、作りすぎたんちゃう?』いう不安が一気に火ぃついた。半導体がドーンと売られて、キオクシアが−13%、韓国のSK Hynixも−9%やで。JPモルガンなんか『これはドットコムバブルの時の警告に似とる』とまで言うとる。……でもな社長、ここでうちが強調したいのは、うちはGPUやデータセンターを“売る側”とちゃう、っちゅうことや。うちは Claude と Snowflake を“使って”お客さんの成果を出す側。ハードの作りすぎが叩かれる局面は、むしろ『インフラやのうて、業務設計とデータの整え方で稼ぐ』いう、うちの土俵が光る場面なんよ。制作部、次の提案書はこの角度で行こ。もういっこ大事なんが、同じ夜に出た米国の6月の雇用統計や。増えた雇用が+57k ―― みんな+115kくらいと思うてたから、だいぶ弱い。しかも4月と5月も合わせて−74k下方修正や。失業率は4.2%に下がったけど、これ働く人自体が減って参加率が61.5%まで落ちた“ええ話やない下がり方”やねん。市場は『もうFedは利上げでけへん、むしろ利下げやろ』と読み替えて、昨日までの利上げ警戒がスッと引いた。為替は激しかったで ―― ドル円が一時162.83の40年ぶり円安まで行って、そこから当局の介入と弱い雇用で160円台前半までギュッと円が戻した。この円高、経理部にはむしろ好都合や。ドル建ての発注、160円割れの水準で来週分をまとめて仕込む好機になりつつある。ただ介入の直後で値動きが荒いから、小口で分けてな。営業部は、これで“円高・利下げ”のシナリオが現実味出てきたから、月次提案は『円高で飲食・小売の輸入原価が楽になる=追い風/輸出とインバウンドには逆風』の慎重版を主軸に、今日中に整えといて。あ、今日は7/3で、アメリカが独立記念日でお休みや。今夜の海外の手掛かりが薄いから、東京は単独で神経質に動きやすい。相場の一時的な揺れに振り回されんと、『AIの作りすぎ見直し』と『米の利下げ・円高転換』いう2つの構造変化を軸に、落ち着いて見ときたい週末や。ほな、今日もきばっていこ。来週は月曜からや、しっかり休んで英気養うてな。
— Akemi, Vice President · Data Parade Inc.