データパレード調査部 株式会社データパレード
The DataParade
DATA PARADE RESEARCH DIVISION
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2026年7月10日(金)夕刊 夕刊 社内版 · 非売品
日経平均 ¥70,900 7/10続伸(概算)・SKハイニックス上場でAI半導体買い、午前一時+1,600円超→午後は円高で上げ幅を一部縮小
S&P 500 7,543.65 7/9確定+0.81%(最高値圏)・7/10 NYはこれから(SKHYVデビュー+6%を注視)
Nasdaq 26,206.89 7/9確定+1.30%・SKHYVが初値$158(+6.1%)で半導体先物堅調
USD/JPY ¥161.5 午後161.5前後・片山財務相発言で円高転換(162.5→一時161.29)、40年ぶり円安が一服
原油(Brent) $77 中東緊張は継続もレンジ・AI需要優先のリスク選好続く
BTC $62,000 中東リスクで軟調継続も$62k維持・株高で下げ渋り
金曜夕刊の主役は、朝刊で『本日上場』と伝えたSK Hynixが実際にウォール街デビューを決め、その追い風で東京がしっかり続伸したことだ。SK Hynixは公募価格を1ADS=$149で確定し(朝刊で見込んだ$149-158の下限)、調達額は約$26.5B(約4.3兆円)。需要は発行の7倍超で、when-issued(SKHYV)の初値は$158近辺と約+6.1%のpopをつけた。この地合いを受け東京は7/10、SK Hynix人気で半導体株に買い安心が広がり、午前は前日比+1,199円(+1.77%)、一時+1,600円超まで駆け上がった ―― キオクシアは『需要7倍超』報道を好感して続伸。ただし午後の主役は為替だ。片山財務相が『骨太の方針』で日銀の独立性に言及する方向と報じられ、GPIFなど国内資金の投資後押し発言も重なって円買いが優勢に。ドル円は朝の162.5円から一時161.29円まで急速に円高へ振れ、40年ぶり円安がいったん一服した。株はこの円高で上げ幅を削りつつも続伸で引けた見込み

SK Hynixがウォール街デビュー、東京は続伸 ―― 公募$149で確定・調達約$26.5B(4.3兆円)、when-issued(SKHYV)初値$158で+6.1%のpop、需要7倍超。この人気で東京はAI半導体買いが広がり午前+1,199円・一時+1,600円超。ただ午後は片山財務相の『骨太の方針=日銀独立性言及』『GPIF国内投資後押し』発言でドル円が162.5→一時161.29へ円高転換、40年ぶり円安が一服。株は円高で上げ幅を削りつつ続伸で引け

金曜夕刊。朝刊で『本日上場』と報じたSK Hynixが、実際にNasdaqデビューを果たした。公募価格は1ADS=$149で確定(朝の想定レンジ$149-158の下限)、発行1.779億ADSで調達額は約$26.5B(約4.3兆円)。米国外企業による米上場としては歴史的な規模だ。機関投資家の需要は発行株数の7倍超で、7/10はまずティッカーSKHYVの『発行条件付き(when-issued)』取引が始まり、初値は$158近辺 ―― 公募比+6.1%のpopをつけた。正式なSKHYでの通常取引は来週月曜7/13から。この『AI相場の体温計』が合格点をつけたことで、東京市場は7/10、SK Hynix人気を背景に半導体株へ買い安心が広がった。日経平均は午前に前日比+1,199円(+1.77%)、一時+1,600円超まで上昇し、キオクシアは『SKハイニックス需要7倍超』報道を好感して続伸、ソフトバンクGや太陽誘電も売買代金上位に並んだ。ところが午後は為替が主役に躍り出た。片山さつき財務相が中旬に閣議決定予定の『骨太の方針』案で日銀の『独立性』に言及する方向で調整と報じられ、GPIFなど国内金融資産への投資を後押しする発言も重なって円買いが優勢に。ドル円は朝の162.5円台から一時161.29円まで急速に円高へ振れ、40年ぶり円安がいったん一服した。株はこの円高で上げ幅を一部削りながらも続伸で取引を終えた見込みだ。AI界隈でも手が止まらない ―― Metaが自社AIチップの量産を9月に目標と表明、OpenAIは推論チップ『Jalapeño』を発表、Anthropicはランレート売上が$30B(2025年末の約$9Bから急拡大)に達したと伝わり、Cowork のモバイル/web展開も進む。朝刊で伝えた Claude Sonnet 5 の低コスト化と合わせ、当社のモデル選定・コスト設計を来週7/14の米CPI・7/12のFable 5締切までに詰める好機だ。

きょうの相場は『午前=株、午後=為替』の二部構成だった。まず午前、朝刊で『本日上場』と伝えたSK HynixのNasdaqデビューが実現し、東京はAI半導体買いで沸いた。SK Hynixは公募価格を1ADS=$149で確定 ―― 朝に見込んだ$149-158レンジの下限で、発行1.779億ADS・調達額は約$26.5B(約4.3兆円)。機関投資家の需要は発行の7倍超で、when-issued(SKHYV)の初値は$158近辺、公募比+6.1%のpopをつけた。正式なSKHY通常取引は7/13(月)からだ。この『AI相場の体温計』が合格点をつけたことで、日経平均は午前に前日比+1,199円(+1.77%)、一時+1,600円超へ駆け上がり、キオクシアは『需要7倍超』報道を好感して続伸、ソフトバンクG・太陽誘電も売買代金上位に並んだ。 DataParadeへの示唆 朝刊で『初値がAI相場の体温計になる』と書いた通り、SKHYVの+6.1%は『AIにまだ資金は集まる』という市場の答えだ。これは当社が提案する『データ×AI』市場そのものへの資金流入を裏書きする材料で、営業部は月次提案の環境認識に『AIインフラへの市場信任は継続』を引き続き織り込める。分析部は製造・商社クライアント向けKPIを『半導体・AI需要は底堅い』を軸に組む。ただ本番の通常取引(SKHY)は7/13からで、初動の熱がそこまで続くかは別問題。過熱感の反転には引き続き注意する。 [日本経済新聞(日経平均午前1199円高・SKハイニックス人気)] [FXLeaders(SKHY $26.5B Nasdaqデビュー)] [日本経済新聞(SKハイニックス公募価格149ドル・4兆円調達)]

午後の主役は為替だった。片山さつき財務相が、中旬に閣議決定予定の『骨太の方針』案で日銀の『独立性』に言及する方向で調整に入ったと報じられ、あわせてGPIFなど国内金融資産へのさらなる投資を後押しする発言も伝わった。これで円買いが一気に優勢となり、ドル円は朝の162.5円台から一時161.29円まで急速に円高へ振れ、40年ぶり円安がいったん一服した。正午時点で161.45円前後(前日夕比 約-0.89円)、午後は161.50円台と戻りは鈍い。朝刊で『162.0を新介入ラインとして睨む神経質な帯』と書いたが、実際に動いたのは介入そのものではなく、財務相の口先とファンダメンタルズ寄りの材料だった。株はこの円高で上げ幅を一部削りながらも続伸で引けた見込み。次の為替の初動は来週7/14(火)の米6月CPIだ。 DataParadeへの示唆 『162.0が神経質な帯』という朝刊の見立ては当たったが、逆側(円高方向)への振れで実現した点が重要だ。介入警戒に加え、財務相の政策発信そのものが円高材料になりうる ―― 経理部は『162台の大口ドル建て発注は見送り』方針を維持しつつ、161円割れ方向へ進む局面ではドル建て支払いをやや前倒しする選択肢も準備する。輸出比率の高いクライアントには、円安採算の追い風がここでいったん細る点を月次提案に反映。方向感の確定は7/14の米CPI待ちで、それまでは両にらみで小口・分割を基本とする。 [株探ニュース(外為:1ドル161円45銭前後・大幅円高)] [みんかぶFX(ドル円 東京為替 7/10 13:24)] [OANDA(ドル円162円台半ば・円安一服 7/10)]

テクノロジー & AI
★SK HynixがNasdaqデビュー確定 — 公募$149/ADS・調達約$26.5B(4.3兆円)、when-issued(SKHYV)初値$158で+6.1%のpop、需要7倍超。SKHY通常取引は7/13から
朝刊『本日上場』の結果報。SK Hynixは公募価格を1ADS=$149で確定(想定$149-158の下限)、発行約1.779億ADSで調達額は約$26.5B(約4.3兆円)。1ADS=普通株の1/10。米国外企業の米上場として歴史的規模で、機関需要は発行の7倍超。7/10はティッカーSKHYVの『発行条件付き(when-issued)』取引が始まり、初値は$158近辺と公募比+6.1%のpop。正式なSKHYでの通常取引は7/13(月)開始。AIサーバー向け高帯域メモリ(HBM)の主役の一角がウォール街に迎えられた。
朝刊で『初値がAI相場の体温計』と位置づけたが、+6.1%のpopは『AIインフラへの資金流入は続く』という市場の回答だ。当社が提案する『データ×AI』市場への追い風で、営業部は環境認識に『市場信任は継続』を織り込める。ただ公募が想定レンジ下限、調達も朝の期待$28-29Bをやや下回った点は、熱狂一辺倒ではない冷静さの表れ。本番のSKHY通常取引(7/13)の初動を、分析部はクライアント向けKPIの地合い判断材料としてモニタする。
FXLeaders(SK Hynix $26.5B Nasdaqデビュー・SKHYV) Yahoo Finance(SK Hynix $28B offering) 日本経済新聞(公募価格149ドル・4兆円調達)
★AI半導体『自前化』競争が加速 — Metaが自社AIチップの量産を9月に目標、OpenAIは推論チップ『Jalapeño』発表、AnthropicはSamsungとカスタムチップ協議。インフラ投資も膨張(Blackstone、日本のAIデータセンターに$30B)
AIチップの内製化とインフラ投資が同時に加速。Metaは自社AIチップの量産を9月に目標と表明、OpenAIは推論用の新チップ『Jalapeño』を発表、AnthropicはSamsungと新しいカスタムチップを協議中と報じられる。Anthropicは別途Google/Broadcomと数ギガワット規模の次世代コンピュートで提携を拡大。インフラ面ではBlackstoneが日本のAIデータセンターに$30Bをコミット、QualcommがAIスタートアップModularを$40億で買収。半導体・電力・冷却まで含めた『AIの土台』への資金集中が続く。
AI各社が自前チップとギガワット級コンピュートに走るほど、SK Hynix(HBM)のような供給側の重要性は増す ―― 本日のSKHYVデビュー成功はその文脈で読める。当社は自前チップは持たないが、この競争は『AI分析レイヤーを提供する側』にとって需要の裏付けだ。特にBlackstoneの日本AIデータセンター$30Bは、国内AI市場の拡大を示す営業トーク素材。開発部は自社の常用モデルを『Sonnet 5中心+クラウドCowork』へ寄せるコスト設計を、この供給側の潤沢さも前提に進める。
SiliconANGLE(Meta neocloud/OpenAI/Anthropic 7/3) TechCrunch(Anthropic×Samsung カスタムチップ協議 7/2) Anthropic(Google/Broadcom コンピュート提携)
Claude Sonnet 5 続報 — Anthropicのランレート売上が$30Bに(2025年末の約$9Bから急拡大)、Cowork はモバイル/webへ展開しセッション・ファイルが端末横断で追随
朝刊既報のSonnet 5(導入価格 入力$2/出力$10・Free/Pro既定・ほぼOpus級のエージェント挙動)に続く続報。Anthropicはランレート売上が$30Bに達したと伝わり(2025年末は約$9B)、Claude需要の加速を示す。Cowork はモバイル/web へ展開し、セッション・ファイルが端末をまたいで追随、バックグラウンド実行・スケジュール実行・共有チャット/プロジェクト・モバイル承認に対応。米政府がFable 5/Mythos 5への安全保障上の制限を解除したことも改めて確認された。
ランレート$30Bという規模は、Claudeが実務スタックの中核に定着しつつあることの裏付けで、当社が主軸をClaudeに置く判断を補強する。Coworkのモバイル/web+端末横断は、5月末のサブ端末ロックアウトのような『端末依存の停止リスク』を構造的に下げる。開発部は7/12のFable 5込み利用終了に合わせ、『常用=Sonnet 5・高難度=Opus 4.8/Fable 5・停止させたくないジョブ=クラウドCowork』の棚卸しを今週中に確定する。
LLM-Stats(AI Updates 7月) Anthropic Newsroom
OpenAI GPT-5.6 は約20社限定プレビュー継続 / Google Gemini 3.5 Pro は7/17提供予定へ後ずれ — フロンティア3社の製品面はAnthropicが手数で先行(朝刊既報)
朝刊既報の継続。OpenAIのGPT-5.6(旗艦Sol・バランスTerra・高速安価Luna)は米政府要請で約20社の審査済みパートナー限定プレビューにとどまり、公開日・順番待ちなしで一般利用は不可。Google Gemini 3.5 Pro(2Mトークン/Deep Think刷新版)は企業テスターの推論・コーディング不備指摘で7月へ後ずれし、提供予定は7/17。Anthropicは Sonnet 5・Cowork クラウド・Claude Science と製品面の手数で先行する構図が続く。
GPT-5.6が一般に降りてこない以上、当社の実務スタックをClaude中心に固める判断は当面正しい。7/17のGemini 3.5 Pro提供が実現すれば選択肢が広がるが、それまでは用途別にClaudeを主軸に据える。開発部・広報部は四半期内の『用途別モデル選定ガイド』更新を、Sonnet 5・Cowork クラウドの実測を踏まえて進める。
AI Central(The AI Landscape 7月) LLM-Stats(LLM News 7月)
経済・市場ニュース
★東京7/10は続伸 — SKハイニックス人気で半導体株に買い安心、午前+1,199円(+1.77%)・一時+1,600円超。キオクシアは『需要7倍超』報道で続伸、ソフトバンクG・太陽誘電も売買代金上位
7/10の東京株式市場は続伸。SK HynixのNasdaq上場人気を受け、AI・半導体関連に買い安心が広がった。日経平均は午前に前日比+1,199円(+1.77%)、一時+1,600円超まで上昇。キオクシアは『SKハイニックス需要7倍超』報道を好感して続伸し、ソフトバンクG・太陽誘電とともに売買代金上位に並んだ。米ハイテク株高(7/9 Nasdaq+1.30%)と片山財務相の発言も材料視された。ただし午後は円高が進み、上げ幅を一部削って引けた見込み。
朝刊の『米ハイテク続伸を受け続伸期待』が現実になった。分析部は製造・商社クライアント向けKPIを『AI・半導体は底堅い』を軸に据えて良い。一方、上値は午後の円高と、来週7/13のSKHY通常取引・7/14の米CPIという2つの試金石が控える点に注意。営業部は東京の強さを前提化しすぎず、CPIまでは慎重寄りのトーンを併記する。
日本経済新聞(日経平均午前1199円高・SKハイニックス人気) 日本経済新聞(キオクシアHD続伸・需要7倍超報道)
★ドル円が円高転換 — 片山財務相『骨太の方針で日銀独立性に言及』『GPIF等の国内投資後押し』発言で円買い、162.5→一時161.29。40年ぶり円安がいったん一服
7/10午後のドル円は円高が進行。片山さつき財務相が、中旬に閣議決定予定の『骨太の方針』案で日銀の『独立性』に言及する方向で調整に入ったと報じられ、GPIFなど国内金融資産へのさらなる投資を後押しする発言も伝わったことで円買いが優勢に。ドル円は朝の162.5円台から一時161.29円まで下落し、正午時点で161.45円前後(前日夕比 約-0.89円)。午後は161.50円台と戻りは鈍い。40年ぶり円安がいったん一服した格好で、市場は介入警戒に加え政策発信そのものを円高材料として意識し始めた。
朝刊で『162.0が神経質な帯』と書いたが、実際は財務相の口先とファンダ寄り材料で円高側へ振れた。経理部は『162台の大口ドル建て発注は見送り』方針を維持しつつ、161円割れ方向ではドル建て支払いの一部前倒しも選択肢に。輸出比率の高いクライアントは円安採算の追い風がここで細る点を月次提案に反映。方向感の確定は7/14の米CPI待ちで、それまでは両にらみ・小口分割を基本に。
株探ニュース(外為:1ドル161円45銭前後・大幅円高) みんかぶFX(ドル円 東京為替 7/10 13:24) OANDA(ドル円 円安一服 7/10)
中東は緊張継続もエスカレーション消化 — トランプ『停戦終了』宣言後もBrentは$77近辺のレンジ、『AI需要優先』のリスク選好が原油急騰を抑える(朝刊既報の継続)
朝刊既報の継続。トランプ大統領の『停戦は終わった』宣言・追加空爆・カーグ島攻撃示唆で中東の地政学リスクは高止まりだが、原油はBrentが$77近辺のレンジで推移し、7/9は-1.3%と反落済み(WTI$72台)。船舶追跡はホルムズ海峡の通航減少を示すが、市場は『AI需要は地政学に勝る』とばかりに最悪シナリオを織り込みすぎとの見方で、原油の急騰は抑えられている。BTCは中東リスクオフで$62,000近辺の軟調が続くが、株高で下げ渋る。
地政学プレミアムは高止まりだが『全面戦争回避』観測が急騰を抑える微妙な均衡で、原油は$75-80レンジを軸に振れやすい。経理部はドル建て発注を小口・分割で継続。飲食・小売クライアントの物流・エネルギーコストは原油連動のため、営業部は月次提案に原油再騰時のコスト上振れ注記を必ず添える。ホルムズ本格封鎖・カーグ島攻撃となれば非対称に急騰しうる点は引き続き警戒。
Trading Economics(Brent 原油) Yahoo Finance(原油 米イラン・ホルムズ 7/9)
次の最大の材料は7/14の米6月CPI — 5月は前年比+4.2%(2023年来最高)、FOMC議事要旨はタカ派で利下げ観測後退。原油高のインフレ波及が焦点(朝刊既報)
朝刊既報の継続。7/8公開のFOMC6月議事要旨はタカ派で利下げ観測はほぼ後退(CME FedWatchで12月までの利上げ確率が約40%)。市場の次の焦点は7/14(火)発表の米6月CPI。前回5月は前年比+4.2%と2023年来の高水準で、中東発の原油高がインフレ再加速につながるかが最大の関心事。日銀は6月に1%利上げ(1995年来最高)済みで、7/30-31会合の追加利上げ思惑と円相場もにらむ局面。本日午後の円高は、この日米金融政策の綱引きに財務相発言という新しい変数が加わったことを示す。
利下げ観測後退=日米金利差維持=円安の下地は不変だが、本日の午後は財務相発信で円高側に振れた ―― 金利差だけでは為替が決まらない局面だ。経理部は資金繰り判断の節目を7/14のCPIに置き、原油高のインフレ波及を見極める。CPIが上振れれば円安・株の変動が増す点をクライアント提案の前提に。
CNBC(Fed 議事要旨・内部対立 7/8) TradingView(FOMC6月議事要旨 7/8)
市場指標サマリー(7/10東京大引けベース・米国は7/9確定/7/10 NYはこれから)
指標水準前日比・備考
日経平均70,900前後7/10続伸(概算)・SKハイニックス上場でAI半導体買い、午前+1,199円/一時+1,600円超→午後円高で上げ幅一部縮小
Dow52,487.357/9確定+0.27%・7/10 NY未開場
S&P 5007,543.657/9確定+0.81%・最高値圏(7,500台)、7/10 NY未開場
Nasdaq26,206.897/9確定+1.30%・SKHYVデビュー初値$158(+6.1%)で半導体先物堅調
USD/JPY161.5午後161.5前後・片山財務相発言で円高転換(162.5→一時161.29)、40年ぶり円安が一服
原油(Brent)$77中東緊張は継続もレンジ・リスク選好優先で急騰は抑制
BTC$62,000中東リスクで軟調継続も$62k維持・株高で下げ渋り
※本稿は7/10(金)16:00 JST時点。日経平均は7/10東京市場の続伸(SKハイニックスのNasdaqデビュー人気でAI半導体に買い安心が広がり、午前は前日比+1,199円・+1.77%、一時+1,600円超。キオクシアは需要7倍超報道で続伸)を反映。ただし午後は片山財務相の『骨太の方針=日銀独立性言及』『GPIF等の国内投資後押し』発言で円高が進み、上げ幅を一部削って引けた見込み(終値の水準は概算)。米株(Dow/S&P500/Nasdaq)は7/9 NYの確定終値で、7/10のNY取引はこれから ―― 半導体ETF SOXXは7/9に+5%、SKHYVは7/10 when-issuedで初値$158(公募$149比+6.1%)、正式なSKHY通常取引は7/13(月)から。USD/JPYは午後161.5前後まで円高が進み(一時161.29)、40年ぶり円安が一服。原油はBrent$77近辺のレンジ(中東緊張は継続もAI需要優先のリスク選好が急騰を抑制)。BTCは中東リスクで$62,000近辺の軟調だが株高で下げ渋り。次の最大の材料は7/14(火)の米6月CPI。
社長の資産ポートフォリオ(MoneyForward ME 連携・7/10 08:17 JST時点)
カテゴリ評価額(円)構成比
株式(現物)38,779,20328.5%
保険36,956,79027.1%
債券27,303,31920.0%
投資信託21,380,16215.7%
預金・現金7,235,8045.3%
年金4,661,5803.4%
ポイント・マイル1,0460.0%
総資産136,317,904前週(W27最新7/5)比 -6,314 (-0.00%・ほぼ横ばい)
※MoneyForward ME 連携データ(2026-07-10 08:17 JST の最新スナップショット)。総資産は136,317,904円で前週W27最新(7/5・136,324,218円)比 ほぼ横ばい(-6,314円)。今朝の朝刊値(7/9データの137,510,823円)比では約-119万円だが、その主因は現金カテゴリの減少(8,472,499円→7,235,804円=資金移動)で、株式(現物)はむしろ微増(38,599,730円→38,779,203円)。7/10東京の続伸(+1.77%)や7/9夜の米ハイテク続伸(Nasdaq+1.30%)、本日の円高進行は、8:17スナップショット以降の値動きのため次回反映となる点に留意 ―― ハイテク偏重(QQQ・eMAXIS S&P500等)のため株高は上振れ、円高はドル建て(QQQ/VYM/HDV/SPYD/米ドル建債券)の円換算に下押しと、方向が交錯しうる。構成比は資産総額に対する割合。株式の主な評価益はゆうちょ銀行+118%・三井物産+64%・QQQ+63%・小松製作所+59%・JT+48%、投信はeMAXIS S&P500が最大+133%。評価損はGMOインターネット-31%・UNICON HD-16%・Jリート-8%。
為替・暗号資産&マーケット
★ドル円は午後161.5前後へ円高 — 財務相発言で40年ぶり円安が一服、一時161.29。介入ラインではなく政策発信が効いた
7/10のドル円は、朝の162.5円台から午後は161.5前後まで円高が進行(一時161.29)。片山財務相の『骨太の方針で日銀独立性に言及』『GPIF等の国内投資後押し』発言で円買いが優勢となり、40年ぶり円安が一服した。正午時点は161.45円前後(前日夕比 約-0.89円)、午後は戻り鈍く161.50円台。市場は介入警戒に加え、財務相の政策発信そのものを円高材料として意識し始めた。次の初動は7/14の米6月CPI。
『162.0の神経質な帯』が円高側へ振れた形。経理部はドル建て発注・支払いを分割で継続しつつ、161円割れ方向では支払いの一部前倒しも選択肢に。円高が続けば保有ドル建て資産(QQQ等)の円換算評価は下押しだが、輸入・ドル建て発注コストには追い風。方向感の確定は7/14のCPI待ち。
みんかぶFX(ドル円 東京為替 7/10 13:24) 株探ニュース(1ドル161円45銭前後・大幅円高)
BTCは約$62,000で軟調継続も下げ渋り — 中東リスクオフを株高が一部相殺、上値は依然重い(朝刊既報の継続)
朝刊既報の継続。ビットコインは中東の地政学リスクオフを受け$62,000近辺で軟調が続くが、AI半導体主導の株高によるリスク選好の改善が一部下値を支え、$60,000台を維持して下げ渋る。7/9は一時$61,688まで下押し(-2.04%)。米イランの応酬で不確実性は高く、BTC・ETHとも上値は重い。
当社は財務エクスポージャゼロだが、暗号資産の値動きは教育・Web3系クライアントのリスク選好の温度計。株高との綱引きで方向感が乏しいのは、地合いが『AI強気×地政学警戒』の綱引きにあることを映す。リスクオフ局面ではこれら顧客の広告・新規投資意欲が鈍りやすい点を提案の前提に。
CryptoSlate(BTC $60,000台維持・米イラン) Investing.com(BTC $63k・イラン緊張)
今週・来週の注目イベント
7/10 (金) 済★SK Hynix Nasdaqデビュー — 公募$149・when-issued(SKHYV)初値$158(+6.1%)・調達約$26.5B。正式なSKHY通常取引は7/13(月)から
7/10-13ドル円 円高一服の持続性 — 片山財務相発言後の戻り(161円台)と介入警戒。中東はトランプ『停戦終了』後の追加行動・ホルムズ通航が原油を左右
7/12 (日)★Claude Fable 5 有料プラン込み利用の締切 — 以降は従量課金(入力$10/出力$50M)。開発部はFable 5依存箇所の棚卸し+Sonnet 5/クラウドCowork移行の締切
7/13 (月)★SK Hynix 正式ティッカーSKHYで通常取引開始 — when-issued+6.1%からの初動がAI相場の本番の体温計に
7/14 (火)★米6月CPI — 前回5月+4.2%(2023年来最高)。原油高のインフレ波及と利上げ観測、ドル円の方向を左右する最大の材料
7/15 (水)米大手銀 決算シーズン開始 / Anthropic『Claude Science AI for Science』助成 申請締切(最大50件・各$30,000)
7/17 (金)★Google Gemini 3.5 Pro 提供予定(後ずれ後・2Mトークン/Deep Think刷新版)
7/30-31日銀 金融政策決定会合 — 6月1%利上げ(1995年来最高)後の追加利上げ思惑と円相場
アケミのひとこと
社長、お疲れさん。金曜の夕刊やで。今日は『午前は株、午後は為替』の二部構成やった。まず午前、朝刊で『きょう上場するで』言うてたSK Hynixが、ほんまにニューヨーク(Nasdaq)デビューを決めた。公募は1株(ADR)$149で、朝に見込んだ$149-158の下限。調達は約$26.5B、日本円で4.3兆円いう歴史的な大型や。仮取引(SKHYV)の初値は$158で、公募比+6.1%のpop ―― これはな、朝に『初値がAI相場の体温計になる』て書いたやつの答え合わせや。『AIにまだ金は集まっとる』いう合格点が出た。その勢いで東京はAI半導体に買い安心が広がって、日経平均は午前に+1,199円、いっとき+1,600円超まで跳ねた。キオクシアも『需要7倍超』の報道を好感して続伸したで。ところが午後、主役が為替に代わった。片山財務相が『骨太の方針で日銀の独立性に触れる方向や』とか『GPIFに国内でもっと投資させる』いう話を出してきて、これで一気に円買いや。ドル円は朝の162.5円から、いっとき161.29円まで円高に振れた。40年ぶりの円安がここでひと息ついた格好やな。おもろいのは、朝に『162.0は神経質な帯やで』て書いたのが当たったんやけど、動いたのは介入やのうて『財務相の口先』やったこと。株はこの円高で上げ幅をちょっと削りながらも、続伸で引けた見込みや。AIのほうも手が止まらんで ―― Metaが自社チップを9月に量産目標、OpenAIは推論チップ『Jalapeño』、AnthropicはSamsungとカスタムチップの話。おまけにAnthropicのランレート売上は$30Bまで来た(去年末は$9Bやったのに)。うちが軸に置いとるClaudeが、ちゃんと本物の商売になっとる証拠や。さて段取りやけど、経理部は円高が進むうちはドル建ての支払いを少し前倒しする手も頭に入れといて。ただ162円台での大口はやっぱり見送りな。営業部は東京が強かったからて前のめりにならんと、来週7/13のSKHY本番取引と7/14の米CPIいう二つの試金石まで慎重寄りで。飲食のお客さんには原油再騰時のコスト注記を忘れんとってな。開発部は日曜7/12でFable 5の込み利用が終わるから、『ふだんはSonnet 5、ここぞだけOpus 4.8かFable 5、止めたないジョブはクラウドCowork』の振り分けを、今週中にきっちり固めよ。ほな、金曜の夜や。今週もようきばった。ゆっくり休んでや。
— Akemi, Vice President · Data Parade Inc.