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The DataParade
データの力で、すべての人に。朝刊
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第6巻 第101号(朝刊) 社内版 · 非売品
日経平均 56,924 ↑ +1,028 (+1.84%)
S&P 500 6,839 ↑ +0.21% (4/10)
USD/JPY ¥159.33 ↓ 円安継続
WTI $99.03 ↑ +0.4%
BTC $72,139 ↑ +0.8%
ETH $2,210 ↑ +1.3%
CPI Relief — Core +2.6% Below Forecast / NY 8th Straight Gain / Islamabad Talks Open Today

米3月CPI+3.3%もコア+2.6%の安心感でNY8日続伸 — 本日イスラマバード和平交渉開幕、停戦期限4/22へ2大リスクが交差する週末

昨夜21:30発表の米3月CPIはヘッドライン+3.3%YoY(予想+3.4%を下回る)、コアは+2.6%(予想+2.7%を下回る)。ガソリン価格+21.2%がヘッドラインを押し上げたが、エネルギーを除くコアの安定が確認され「一時的インフレ」との見方が優勢に。S&P500は+0.21%で8日続伸。本日イスラマバードで米イラン和平交渉が正式開幕する。

米労働統計局(BLS)が4月10日に発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比+3.3%と約2年ぶりの高水準に達した。月次では+0.9%と2月の+0.3%から3倍に跳ね上がり、予想の+0.8%をやや上回った。最大の要因はガソリン価格で、月次+21.2%と記録的な上昇を記録。イラン戦争による原油急騰が3月のエネルギー価格を直撃した形だ。しかし市場の焦点はコアCPIに移り、食品・エネルギーを除くコアは前年比+2.6%(予想+2.7%)、月次+0.2%と2月と同ペースで安定。「エネルギー主導の一時的インフレであり、基調的なインフレは抑制されている」との解釈が広がった。

NY市場はCPI発表直後に買いが先行。S&P500は+0.21%の6,839で引け、8日連続上昇を記録した。Nasdaq総合は+0.56%と続伸し、AI・テクノロジー株が牽引。ダウ工業株平均はほぼ横ばいの48,186で推移した。コアCPIの安定はFRBの利下げ余地を完全には否定せず、CMEのFedWatchでは年内1回利下げの確率が依然40%台を維持。ただし原油価格が$99/バレル台で推移する限り、ヘッドラインCPIの高止まりは4月以降も続く見込みで、FRBのスタンスは「データ次第」から動かないだろう。

もう一つの焦点が本日のイスラマバード和平交渉だ。バンス副大統領・ウィトコフ特使・クシュナー氏が率いる米国代表団と、ガリバフ国会議長・アラグチ外相のイラン代表団がイスラマバードのセレナホテルで向き合う。パキスタンが仲介役を務め、2週間の停戦(期限4月22日)の恒久化を目指す。しかしレバノン問題がすでに暗雲を投じている。イランは「イスラエルのレバノン攻撃継続は停戦違反」と主張し、米国は「レバノンは停戦対象外」と反論。濃縮ウランとホルムズ海峡監視権の問題も未解決で、初日から火花が散る展開が予想される。

DataParadeへの示唆 コアCPI+2.6%は当社ポートフォリオにとって好材料。FRBの利下げ余地が残ることでQQQ等テクノロジーETFに追い風。一方、ヘッドラインCPIの高さはエネルギー依存を示しており、イスラマバード交渉の成否が原油→インフレ→金利の連鎖を左右する。週末のヘッドライン次第で月曜の寄り付きが大きく振れる可能性がある。 [CNBC] [CNN]

米国市場 — CPI後の8日続伸(4/10 NY引け)
米3月CPI+3.3%、コア+2.6% — ガソリン+21.2%がヘッドライン押し上げもコア安定で「安心CPI」
BLS発表の3月CPIはヘッドライン+3.3%YoY(予想+3.4%を下回る)。月次+0.9%のうち約3/4がガソリン価格上昇による寄与。コアCPIは+2.6%YoY・+0.2%MoMと安定し、住居費・航空運賃・衣料品が上昇する一方、医療・中古車は下落。イラン戦争によるエネルギー一時要因が剥落すれば基調的なインフレは2%台半ばに収まるとの見方が優勢。
夕刊時点のコア予想+2.7%を下回る+2.6%で着地。FRBの年内利下げシナリオは完全消滅を免れた。当社のQQQ・ドル建てETF評価にはプラス。ただしヘッドラインCPIの高さは政治的にはインフレ問題の長期化を示唆。
CNBC (2026/4/10) · CNN Business
NY市場8日続伸 — S&P500 +0.21%、Nasdaq +0.56%、CPI安心感でテクノロジー株主導
4/10のNY市場はCPI発表後に買い先行。S&P500は+0.21%の6,839、Nasdaq総合は+0.56%の22,950で引け、ともに8日連続上昇。ダウ工業株平均は48,186でほぼ横ばい。コアCPIが予想を下回ったことでテクノロジー株に買いが集まり、AI関連銘柄が指数を牽引した。ただし取引終盤にはイスラマバード交渉を前にした慎重姿勢から上値が重くなった。
S&P500の8日続伸は2025年10月以来の最長記録。当社QQQの評価額は613.40ドル(+0.56%)に上昇。ただし8日続伸後は調整入りの確率が統計的に高く、週明けの反落には備えが必要。
Yahoo Finance (2026/4/10)
OpenAI「ChatGPT Pro」$100/月で対Claude Code攻勢(前日既報)
OpenAIのChatGPT Pro発表はAI開発ツール市場の価格競争を本格化。Anthropicの年間ランレート$30Bに対し、OpenAIも法人・プロ向け市場のシェア獲得を加速。
CNBC (2026/4/9)
Anthropic Claude Mythos & Project Glasswing(既報)
Claude Mythos Previewは50社超へ限定提供中。MCP(Model Context Protocol)は3月時点で9,700万インストールを突破し、全主要AIプロバイダーがMCP対応ツールを出荷する事実上の標準に。
Anthropic · CNN
地政学 & 日本経済 — 和平交渉開幕・日銀利上げ観測
本日イスラマバードで米イラン和平交渉が正式開幕 — 世界が注視する停戦の行方
パキスタンが仲介する米イラン和平交渉が本日(4/11)イスラマバードのセレナホテルで開幕する。米側はバンス副大統領・ウィトコフ特使・クシュナー氏、イラン側はガリバフ国会議長が率いる。40日間の空爆・ミサイル攻撃を経て合意された2週間停戦(期限4/22)を恒久化できるかが焦点。レバノン問題、濃縮ウラン、ホルムズ海峡監視権が主要な対立軸。
交渉初日の声明が週末のヘッドラインを支配する。「建設的対話」→原油下落・円高・海運株売り、「決裂懸念」→原油急騰・円安・HDV追い風。当社は両面リスクを抱えており、週末のニュースフローを注視すべき。
CNN (2026/4/10) · Axios
日銀4月利上げ観測強まる — 元理事「インフレ対応で今月引き上げの可能性」
日銀元理事がBloombergに対し、コアインフレが2%目標を上回り続ける中で4月会合での利上げ可能性を指摘。10年国債利回りは27年ぶり高水準に達しており、市場は利上げを部分的に織り込みつつある。FY2026予算(¥122.3兆、過去最大)の成立で財政拡張路線が確認され、日銀への利上げ圧力はさらに強まる構図。
日銀利上げが実現すれば、ゆうちょ銀行(金融株)には金利上昇メリット、ヒューリック(不動産)には逆風。円高要因でもあり、ドル建てETFの円換算評価額にはマイナス。ポートフォリオ全体で金利シナリオの両面を考慮する必要がある。
Bloomberg (2026/4/8) · Japan Times
日本FY2026予算成立 — 過去最大¥122.3兆、高市首相の積極財政路線を反映
参議院が4/7にFY2026予算を可決。前年比¥7.1兆増の¥122.3兆は過去最大で、社会保障費¥39兆が最大項目。4月1日までの成立を11年ぶりに逃した異例の審議だった。公的債務はGDP比250%超と先進国最高水準で、積極財政と日銀引き締めの矛盾が市場に意識されやすい。
巨額予算は内需関連(極楽湯HD等)に一定の追い風だが、国債増発→金利上昇→不動産株への逆風という経路も。当社ポートフォリオの金利感応度を再確認すべきタイミング。
Japan Times (2026/4/7)
WTI原油$99台で推移 — 和平交渉開幕を前に様子見(既報・価格更新)
WTI原油は$99.03で推移。夕刊時点の$98.67から小幅上昇。和平交渉の結果次第でレンジを大きく離れる可能性があり、$90〜$115のワイドレンジが意識されている。
CNBC Oil (価格更新)
保有資産ポートフォリオ(国内株: 4/10大引け・ETF: 4/10 NY引け・USD/JPY 159.33)
銘柄 保有数 現在値 評価額 前日比 注目材料
QQQ 70口 $613.40 ¥6,838,568 +0.56% CPI安心感でNasdaq牽引、8日続伸
VYM 178口 $154.10 ¥4,368,043 +0.21% 高配当ETF、コアCPI安定で配当株底堅い
HDV 189口 $134.50 ¥4,049,974 -0.33% エネルギー比率高、和平交渉進展なら下押し圧力
SPYD 525口 $47.10 ¥3,939,163 +0.21% S&P500高配当、8日続伸の余韻
商船三井 300株 ¥7,030 ¥2,109,000 +2.03% ホルムズ封鎖継続、和平次第で乱高下リスク
日本郵船 300株 ¥6,480 ¥1,944,000 +2.05% 海運セクター堅調、イスラマバード結果次第
武田薬品 300株 ¥5,790 ¥1,737,000 +0.35% ディフェンシブ、リスクオン環境で小幅高
ゆうちょ銀行 600株 ¥2,845 ¥1,707,000 +1.24% 金融株、日銀4月利上げ観測が追い風
KDDI 600株 ¥2,772 ¥1,663,200 +0.51% 通信、ディフェンシブで底堅い推移
JT 200株 ¥6,145 ¥1,229,000 +0.28% 円安継続で海外事業にプラス
ヒューリック 600株 ¥2,025 ¥1,215,000 +2.17% 不動産、リスクオン買い戻し。日銀利上げは逆風
極楽湯HD 2,000株 ¥492 ¥984,000 -1.99% 内需小型、地合い好転も個別逆行安続く
小松製作所 100株 ¥6,930 ¥693,000 +1.69% 建機、景気敏感で買い優勢
三井物産 100株 ¥6,910 ¥691,000 +1.92% 総合商社、WTI$99台で資源高恩恵
ソフトバンク 2,000株 ¥224.8 ¥449,600 +1.49% 通信+AI、OpenAI vs Anthropic競争恩恵

ドル建てETFはUSD/JPY 159.33円で円換算 · 評価額降順 · ETFは4/10 NY close価格 · 国内株は4/10大引け終値(土曜休場)

市場データ(4/11 05:00 JST)
指標前日比
日経平均 56,924 +1,028 (+1.84%)
TOPIX 2,812 +1.52%
S&P 500 (4/10) 6,839 +14 (+0.21%)
Nasdaq (4/10) 22,950 +128 (+0.56%)
ドル円 ¥159.33 +0.13 円安
WTI原油 $99.03 +0.4%
BTC $72,139 +0.8%
ETH $2,210 +1.3%

日経・TOPIX: 4/10 大引け(土曜休場) / 米株: 4/10 NY close / 為替・原油・暗号資産: 4/11 05:00 JST

今週末〜来週の注目イベント
本日 4/11 米イラン和平交渉 正式開幕 イスラマバード、セレナホテル
4/12-13 和平交渉 継続予定 — 週末中のヘッドラインに注意
4/14 月 週明け東京市場 — CPI・交渉結果を織り込み
4/16 水 米国 3月小売売上高 発表
4月中旬 日銀 金融政策決定会合 — 利上げ観測強まる
4/22 火 2週間停戦期限 交渉不調なら戦闘再開リスク
副社長コラム
「社長、おはようさん。ゆうべのCPI、ヘッドライン+3.3%は派手やけど、コア+2.6%は予想下振れで"安心CPI"やったな。ガソリン+21.2%は戦争のせいやし、一時的って見方がコンセンサスや。おかげでNYは8日続伸、うちのQQQも613ドル超えでええ感じ。ほんでな、今日が本番よ。イスラマバードでバンス副大統領とガリバフ国会議長がテーブルに着く。この週末のヘッドラインで月曜の寄り付きが決まるわ。和平進展なら原油急落→商船三井・日本郵船にはアカン方に振れるけど、QQQやVYMには追い風。逆に決裂ならWTI$110超えもありえて、HDVは笑うけど円安加速でポートフォリオ全体がジェットコースターや。あと見逃せんのが日銀の利上げ話。元理事が『4月にやるで』言うてるし、10年債利回りが27年ぶり高水準やからな。利上げきたらゆうちょ銀行はニヤリやけど、ヒューリックの不動産は重くなるかも。社長、週末はニュースだけチェックして、月曜に備えてしっかり休んでな!」
— アケミ / 株式会社データパレード 副社長