東京市場、朝方一時1,000円安から午後にV字切り返し ―― 日経は反発+500.77円(6万7,743円)・TOPIX+0.79%、半導体の押し目買いと海外勢の先物買いが下値を支える。だが本番は今夜:米6月CPI(21:30)+大手5行決算+Waller理事タカ派発言で7/29利上げ観測が再燃し、Fed Watchは据置59%対利上げ41%とほぼ二分。CPIの結果一つで今週の地合いが決まる
朝刊時点(7/13終値)の重い地合いから一転、東京は日中に自律反発。だが方向を決めるのは今夜の米CPIと銀行決算。コア上振れなら9月どころか7/29利上げ観測、素直に鈍化なら株・円に安心 ―― どちらでも動ける構えで夜を越す。
本日7/14の東京株式市場は教科書的なV字反転となった。前日(7/13)の米市場で半導体関連が大きく崩れ(フィラデルフィア半導体指数SOXは-4%超)、原油もホルムズ海峡の再閉鎖思惑で時間外に一時1バレル$80台へ上昇。この流れを受け日経平均は寄り付き-239円で始まった後に下げ幅を拡大、朝方は一時1,000円近く下げて6万6,200円台まで沈み、前引けは-564.37円(-0.84%)の6万6,678円だった。ところが後場に入ると、前日までの急落の反動を狙った短期の海外勢による先物買いと、東京エレクトロンなど半導体主力への押し目買いが入り一気に切り返し、終値は前日比+500.77円(+0.74%)の6万7,743円50銭で引けた。TOPIXは+31.49(+0.79%)の4,038.98、JPXプライム150は+16.02(+0.95%)の1,694.80と、指数全面高で戻した。 DataParadeへの示唆 DataParadeへの示唆:日中の急落→反発は『地合いの弱さ』より『材料待ちの神経質さ』の表れ。今夜の米CPIを控えたポジション調整の範囲で、トレンド転換と見るのは早計。国内クライアント向けの提案・見積は、朝刊で用意した『慎重版を軸・強気版を控え』の二段構えのまま、CPI通過後(明朝)に微修正できる形を維持するのが安全。 [日本経済新聞(東証寄り付き 一時1000円安・半導体関連に売り)] [日本経済新聞(東証前引け 続落 米半導体株安と原油高で)]
だが本日の『本番』は日中ではなく今夜だ。日本時間21:30(米東部8:30)に米6月CPIが公表され、市場予想は前年比+3.8〜3.9%(5月+4.2%)への鈍化。しかしその直前、7/13にWaller理事が『今週のCPI・PPIのコアが再び強ければ、FOMCは近い将来の金融引き締めを検討する必要がある』とタカ派に踏み込み、米1年債利回りは+6bpの4.12%(2025年6月来の高水準)へ上昇した。これを受けCME FedWatchは7/28-29 FOMCについて据え置き59%対利上げ41%とほぼ二分。さらに寄り付き前には大手5行(JPモルガン・ゴールドマン・BofA・ウェルズ・シティ)がQ2決算を一斉発表し、決算シーズンの号砲となる。 DataParadeへの示唆 DataParadeへの示唆:焦点は『ヘッドラインの鈍化』より『コアの粘着』。コアが上振れれば7/29利上げ観測が一段と現実味を帯び、円安・ハイテク調整のリスク。社長の資産はハイテク偏重(QQQ+63%・S&P500投信)ゆえ、次回スナップショットの方向は今夜のCPIとその後の米株の地合いに強く左右される。外貨(ドル)支払いは今夜のCPIを見てからまとめて動く方針を継続。 [Wolf Street(Waller: Fed should hike in near term if CPI/PPI hot・yields jump)] [CNBC(Waller warns hikes still possible)]
重石となった原油と地政学リスクも要監視だ。CENTCOMの第4波イラン攻撃を受け、イランがホルムズ海峡の再閉鎖を示唆、トランプ政権が対イラン海上封鎖の再開を警告したことで、時間外のNY原油(WTI)は一時1バレル$80台まで上昇した(その後は伸び悩み)。世界の海上原油・LNGの約2割が通る要衝で、供給不安が続けば飲食・小売クライアントの仕入れ・物流コストに数週間かけて波及する。加えてWaller発言で米長期金利が上昇したことは、株式の相対的な割高感を意識させる要因でもある。 DataParadeへの示唆 DataParadeへの示唆:原油高の持続シナリオは、飲食・小売の値上げ/メニュー改定の相談に直結。提案・レポートに『原油シナリオ』の注記とコスト感度分析を常備し、先回りできる体制を。今夜のCPI×原油×金利の三点セットが、明日以降のクライアント提案の前提を左右する。 [日本経済新聞(日経平均午前564円安・非AI株にマネー退避)] [AGBI(Oil prices rise on escalating US-Iran war)]
| 指標 | 水準 | 前日比・備考 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 67,743.50 | 7/14終値+500.77(+0.74%)・朝方一時1,000円安→午後にV字切り返しで反発 |
| TOPIX | 4,038.98 | 7/14終値+31.49(+0.79%)・幅広く反発、非製造業/海運/鉱業も物色 |
| JPXプライム150 | 1,694.80 | 7/14終値+16.02(+0.95%)・主力大型株中心に戻す |
| USD/JPY | 162.3 | 162円台半ば・40年ぶり円安圏で介入警戒/今夜CPIで方向決定 |
| WTI原油 | $80 | 時間外で一時$80台タッチ後に伸び悩み・ホルムズ再閉鎖思惑 |
| 米1年債利回り | 4.12% | Waller理事タカ派発言で+6bp・2025年6月来の高水準 |
| BTC | $62,700 | $63K割れで様子見・今夜の米CPI待ち/Fed政策が主ドライバー |
| カテゴリ | 評価額(円) | 構成比 |
|---|---|---|
| 株式(現物) | 38,703,248 | 28.6% |
| 保険 | 36,956,790 | 27.3% |
| 債券 | 27,326,697 | 20.2% |
| 投資信託 | 21,802,741 | 16.1% |
| 預金・現金 | 5,970,201 | 4.4% |
| 年金 | 4,661,580 | 3.4% |
| ポイント・マイル | 1,046 | 0.0% |
| 総資産 | 135,422,303 | 前週(7/6週初)比 -1,517,794 (-1.11%) |